タンパク質が多い食品(肉類)
肉食中心の生活が肥満や生活習慣病を招くという考え方から、肉食は健康によくないという思い込みがあります。しかし、肉類はアミノ酸バランスのよい良質のタンパク質を多く含む優れた食品です。タンパク質の1目当たりの必要限は60~70gで、半量を動物性食品からとるのが望ましいとされます。そのためには肉から20g前後、肉の量こして100g程度を目安にし、あとは魚や、卵、牛乳などから摂取するようにしましょう。タンパク質と同時にビタミンCを摂取するとストレスに強くなるといいます。ストレスがあると体内の窒素量が減るので、窒素を豊富に含むタンパク質が効果を上げます。また、鶏肉に多いメチオニンは交感神経の働きを抑制し、ストレスを感じにくくさせます。
タンパク質が多い肉類 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
牛すじ | 156 | 28.4 |
牛ヒレ肉 | 185 | 21.3 |
牛もも肉 | 209 | 19.5 |
牛肩肉 | 241 | 16.8 |
牛サーロイン肉 | 334 | 16.5 |
牛バラ肉 | 454 | 12.6 |
牛タン | 268 | 15.2 |
牛レバー | 132 | 19.6 |
豚ヒレ肉 | 115 | 22.8 |
豚もも肉 | 183 | 20.6 |
豚肩ロース肉 | 253 | 17.1 |
豚ロース肉 | 263 | 19.3 |
豚バラ肉 | 386 | 14.3 |
豚レバー | 128 | 20.5 |
鶏ささ身 | 105 | 23.1 |
鶏むね肉(皮なし) | 108 | 22.3 |
鶏もも肉(皮なし) | 116 | 18.9 |
鶏むね肉(皮つき) | 191 | 19.5 |
鶏もも肉(皮つき) | 200 | 16.3 |
鶏手羽先 | 211 | 17.5 |
鶏レバー | 111 | 18.9 |
ロースハム | 195 | 16.5 |
ベーコン | 405 | 13.0 |
ウインナー | 32 | 13.2 |
タンパク質が多い食品(魚類)
魚のタンパク質の特性としてあげられるのは塩分(ナトリウム)を排泄する働きです。さらに、肉より低エネルギーであるうえ、コレステロールを蓄積しにくい不飽和脂肪酸が豊富なことなどから、生活習慣病の予防に有効であるとされています。
タンパク質が多い魚貝類 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
タラ | 77 | 17.6 |
カレイ | 95 | 19.6 |
カツオ | 114 | 25.8 |
カジキ | 115 | 23.1 |
アジ | 121 | 20.7 |
マグロ(赤身) | 125 | 26.5 |
サケ | 133 | 22.3 |
タイ | 194 | 21.8 |
サバ | 203 | 20.8 |
イワシ | 217 | 19.8 |
ブリ | 257 | 21.4 |
サンマ | 310 | 18.6 |
マグロ(とろ) | 344 | 20.0 |
カキ | 60 | 6.6 |
エビ | 82 | 18.4 |
イカ | 88 | 18.1 |
カニ | 91 | 20.7 |
タコ | 99 | 21.8 |
ホタテ | 100 | 17.6 |
タンパク質が多い食品(乳類)
卵はタンパク質の必須アミノ酸バランスが非常によくて、理想的な完全食品といわれています。コレステロールが多いと一時敬遠されたことがありますが、卵黄に豊富に含まれるレシチンには血中コレステロールの増加を防ぐ作用があるため、特にコレステロールに不安がある人以外は問題ありません。
1日1個を目安にとりたい食品です。
タンパク質が多い乳製品 | 1食あたりの量 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
牛乳 | 200 cc | 126 | 6.0 |
プレーンヨーグルト | 100 g | 60 | 3.2 |
プロセスチーズ | 1 個 | 68 | 4.5 |
タンパク質が多い食品(豆類、大豆加工品)
植物性のたんぱく源で、アミノ酸バランスのよい良質のタンパク質が豊富です。また、レシチン、サポニン、ビタミンE、リノール酸など生活習慣病予防に有効な成分が多いのも特徴なので、動物性のタンパク質と組み合わせてとるようにしましょう。
タンパク質が多い豆類 | 1食あたりの量 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
枝豆 | 10 g | 143 | 11.6 |
納豆 | 50 g | 100 | 8.3 |
絹ごし豆腐 | 100 g | 58 | 5.0 |
もめん豆腐 | 100 g | 77 | 6.8 |
豆乳 | 200 cc | 92 | 7.2 |
ピーナッツ | 30 g | 5.0 |
タンパク質が多い食品(卵)
牛乳や乳製品はアミノ酸バランスのよいタンパク質を含むと同時に、ビタミンやミネラルが豊富です。
特に消化吸収されやすいカルシウムが含まれ、タンパク質とともにとるとよりいっそう吸収がよくなるので、カルシウムの補給源としても優れています。
タンパク質が多いその他食品 | 1食あたりの量 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) |
たまご | 1 個 | 81 | 6.2 |